温室効果ガスってなあに?
地球の話をしよう、SDGs用語辞典第2弾。続・「地球温暖化ってなあに?」
今回はその犯人、「温室効果ガス」のお話。
「地球温暖化ってなあに?」はこちら
今の季節、みんなはTシャツで過ごしているかな?寒ければ上着を着て、暑ければ半袖になる👕
みんなは自分で暑さを調節できるね。
地球も、まわりを「オゾン層」という酸素の膜で覆われている🌏
植物や動物、人間がいちばん快適に過ごせる格好だよ。
でも今、人間がどんどん地球に分厚いコートを着せていっている🧥🧥🧥
大変なことに、このコートは一度着てしまうとなかなか脱げない。
暑くて苦しくて、このままではみんないなくなっちゃう🥵?!
このコートの正体が、「温室効果ガス」(greenhouse gas)。
主に「二酸化炭素」「メタン」「フロン」
などがそれにあたるよ。
これらのガスが増えすぎると、太陽から届いた熱が逃げれずに地球の表面にどんどんたまってしまう。
そうすると、地球の気温もどんどん上がってしまい、温暖化が進んでしまうよ。
そして、この中の多くが「二酸化炭素」。
グラフ
青・黄:二酸化炭素 赤:メタンガス
紺:一酸化ニ窒素 緑:フロンガス
2022年4月IPCC報告書より抜粋
二酸化炭素は、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やすことでたくさん出るよ🔥。
それは、工場でモノを作ったり、飛行機やクルマを使う時にたくさん使われる🏭🛩🚘。
また、電気を起こす時にも、日本ではこの燃料がたくさん使われているよ。
生活が便利になるほど、みんなが電気を使えば使うほど、二酸化炭素もたくさん出ているんだ。
ところでこの「二酸化炭素」、みんなも理科の授業で聞いたことないかな?
そう、植物の光合成に必要なものだったね🌿。
植物が生きていくためにはなくてはならない大事なものだけど🌿、人間が必要以上に作り出してしまっているために、植物をはじめ多くの命を脅かしているんだね😿
そして、このまま何もしないと、温暖化が進んでみんな地球に住めなくなってしまう🌏!
ということで、今日本や世界中の国が力を合わせ、温室効果ガスを減らすためにいろいろな取り組みをしているよ。
SDGsもその一つ。
(「SDGsってなあに?」へ続く)
みんなも温室効果ガスを減らすためには、何ができるかな?考えてみよう。
温室効果ガスについて知りたい人はこちら
子ども環境白書2016
学研キッズ
参照:
国連広報センター(IPCC報告書日本語訳)
2022年4月IPCC報告書(英文)
(IPCC:「国際環境パネル」という国際機関
International Panel of Climate Change)
0コメント